競売開始決定通知とは?任意売却のメリットと注意点を解説

競売開始決定通知とは?任意売却のメリットと注意点を解説

住宅ローンを長期間滞納し続けていると、競売開始決定通知が送られてきます。
この通知書が届いたら手遅れだと思われるかもしれませんが、実際にはある程度の猶予期間があるので、安心してください。
この記事では、競売開始決定通知とは何か、競売までの期限はどのくらいか、競売を回避するための任意売却のメリットと注意点を解説します。

競売開始決定通知とは?

競売開始決定通知とは、担保に設定されている不動産を競売にかけるよう、裁判所が決定した事実を債務者に伝える通知書です。
住宅ローン返済の滞納が一定以上続くと、債権者(金融機関)はローンを回収するために、担保物件を競売にかけるよう裁判所に申請します。
申請が認められた場合、この通知が債務者に送られたうえで競売手続きに入るため、放置していると自宅が競売にかけられてしまいます。
任意売却などの手段によって、一刻も早く競売を回避しましょう。
競売では一般的に、市場価格よりも低い価格で売却されてしまう可能性が高いです。
しかし、任意売却ができれば、競売よりも市場価格に近い値段での売却が期待できます。
住宅ローンを完済できる可能性も高まるでしょう。

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競売開始決定通知後から競売までの期限

競売開始決定通知を受け取ったあと、実際に競売がおこなわれるまでの期限は、一般的に半年前後とされています。
通知書に入札期間と開札期日が明記されているので、具体的な日付は通知書を確認してください。
競売開始決定通知から1か月程度を目処に、裁判所の執行官が競売の対象となる物件の調査に訪れます。
そこから3~5か月後、一般の入札者からの入札の受付を開始し、さらに1か月程度で開札期日となります。
任意売却を希望する場合は、すぐに専門家に相談するのが大切です。
競売手続きが進行するなかで取引を成立させるためには、迅速な対応と専門的な知識が必要なため、1日でも早く相談するよう心がけましょう。

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競売を回避できる任意売却のメリットと注意点

任意売却は競売を回避するための手段ではありますが、周囲に知られずに不動産を売却できるメリットがあります。
競売では広く入札者を募集するので、不動産の情報が公開されてしまいます。
そのため、近隣の知人に知られてしまうリスクがあるのですが、任意売却であればその心配がありません。
また、売却価格についても、競売よりも市場価格に近い金額になる可能性が高くなるため、ローンを完済できる可能性が高まります。
しかし、任意売却を進めるには、債権者(ローンを組んだ金融機関)の同意が必要です。
債権者との交渉や手続きには専門的な知識と経験が求められるため、できるだけ早い段階で専門家に相談するよう心がけましょう。

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まとめ

競売開始決定通知とは、住宅ローンの担保となっている自宅を競売にかけるための手続きの開始を知らせる書類です。
通知書を受け取ってから半年前後が、競売までの期限となります。
競売を避ける手段として任意売却がありますが、市場価格に近い金額で売れる可能性があるなどのメリットもあります。
できるだけ早めに、専門家に相談してみましょう。
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